流れに任せること

この世には、失敗もなければ偶然もない。
すべての出来事は、私たちに与えられた恵み、何かを学ぶ機会なのだ。

エリザベス・キュープラー・ロス

最近は「流れ」というものを大切にしている。
基本的な生き方として、判断を求められる状況では、流れに抗わない選択をする。むしろ、「選択をしない」「受け入れる」と言う方が適当かもしれない。

起きている状況に必然性を見出せば、無駄なことは一切なく、全て貴重な経験、学びと受け取れないことはないように思う。結局は解釈次第で、全て必要だから起きていると全肯定し、自分自身を信頼できたのなら、正しい着地点に辿り着けるように思う。そもそも正しいとか正しくないとか、正誤なんてないのだろう。行くべき場所に流れ着くという感じなのかもしれない。

その流れの中で最善を尽くすことは必要で、意志が必要な場面も当然ある。それはその流れに身を任せるために必要な努力という意味で、あくまで途中経過の「点」という感じかもしれない。その一つずつの「点」が「線」として繋がり、流れになっているような気がする。

最初のプロセスで、抗わず状況を受け入れた上で、出来ることをする。そうすると、気持ちの消耗がなく、やるべき事に全エネルギーを注げるように思う。短いスパンの「点」の段階では、その起きている状況が腑に落ちないこともあるけれど、それでも、必要だから起きている、何か意味があると信じて、最善を尽くす。どの経験からも必ず学びがあり、長いスパンで見ると、そこに必然性や流れが見えてくるように思う。

人生で出会う出来事はすべて何かを教えてくれる。生きている限り、学ぶべきことがある。

エリザベス・キュープラー・ロス

どんな状況の中からも、何を感じてどう活かすかは自分次第のように思う。そして、その経験を学びにできるかどうかも、自分次第。流れに身を任せつつ、目の前のコトに気持ちを込めて真剣に向き合えば、学びのない経験なんてないのかもしれない。
学生時代よりも学びたいと感じられる、今の自分に感謝を込めて。