PROFILE
ムラカミカヨコ
数年前、色々な状況からのメッセージとして「魂が喜ぶ」というキーワードが繰り返し入ってきた。自分自身の在り方を考えるとき、そもそも魂が喜ぶって何?
目標もなくエネルギー量の低かった十代。
一念発起、自分探しの二十代前半。
自分の好きなもの「花、植物」に気づいてから、目に映る景色がカラーになった二十代半ば。
『日々の暮らしを丁寧に過ごすこと』をテーマに、私の核の「花、植物」の存在を大事に、暮らしを積み重ねながら、自己対話と行動を繰り返してきたこの二十五年。
「魂が喜ぶ」?
十数年前に三十代で編入して専攻した大学の心理学での学びから種が蒔かれ、目に見えない感覚的なものへの信頼が増した四十代。
様々な「問い」から哲学に興味を持ち、「真理を知りたい」という探求が、「魂」への興味・関心に繋がり、対象は宇宙や自然科学、精神世界と広がっていったように思う。
そして、突き詰めていくと全ては一点に収斂されていくのではないかと。
「幸せを感じて生きる」
古今東西の賢人達の智慧のほんの一握りの知識さえもまだ得られてはいないけれど、文学も、哲学も宗教も、科学技術も芸術も、きっと全てのコトは、「幸せを感じて生きる」ためにあるのではないのかと思う。
「幸せになる」ことは、未来のことのようだし、幸せの基準は人それぞれで、人によっては遠いことのようにも思えるかもしれない。
一方「幸せを感じて生きる」ことは、「今」この瞬間、誰しもが可能なのではないだろうか。
深いところの自分自身が望むことや喜ぶことを感じて、ささやかでも出来ることから行動する。
その一つのカタチとしての表現活動で、今日、自分自身を満たしてあげられたら◎(二重マル)。
きっと、その繰り返しが「幸せを感じて生きる」ことに繋がると思うから。
個人の表現活動が、コストをかけず、リスクを負わず、自由に表現できる素晴らしい時代に生きているという「今、ここ」に、感謝を込めて。