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楽観的な解釈

悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである。

アラン

どんなことも、解釈次第だと感じている。
そして、その解釈は思いのほか柔軟に変化する。

十五年に及ぶパソコン講師時代、多感な年頃の十代の生徒達と関わる中で、機嫌の良し悪しが手に取るように感じられた。どうにか完成した課題を保存する前に、本人が自覚なく閉じてしまったり、あるいはパソコンが強制終了してしまったりと、気持ちが萎えるアクシデントが起こることがある。
本人としては、悲観的で不機嫌マックスだ。そんな時には、たいしたことないという雰囲気で楽観的に「二回目はもっと早く上手に出来るよ~」「もう一度挑戦したら、その分が力になるよ~」って明るく伝える。何やかんやでこちらの雰囲気にのまれて手を動かし始めると、一回目以上に集中して取り組んだりする。

楽観的な解釈をすることは、意志によって可能だと実感する。
そして、喜びや悲しみ、上機嫌や不機嫌など感情は伝染するとも思う。

気分にむらがあることは、珍しくないことだとは思う。本人としては、これといった理由がなかったり、そもそも自覚がないこともあるのかもしれない。それでも、一歩一歩、意識的に意志を持って、その気分を楽観主義にしてみると、きっと何より自分自身が気分良く、内向きに狭まりかけた視野が広くなり、おおらかな思考に変化してくるように思う。

そして、感情が伝染するのだとしたら、ただ自分自身が上機嫌でいるだけで、周りを、その場の雰囲気を明るく穏やかにできるかもしれない。一人一人が自分の意志で、自分自身を楽観主義で上機嫌にできたのなら、それだけで他の誰かに貢献していることになるとも言える。上機嫌の好循環が生まれますように、まずは自分が今この瞬間に上機嫌でいられることに感謝を込めて。

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