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自分で考えること

哲学するとは自分で考えることだ。
だが、それがうまくできるようになるには、まずはほかのひとたちの、
とりわけ過去の偉大な哲学者たちの思想に頼らざるをえない

~哲学はこんなふうに~
アンドレ・コント=スポンヴィル

数年前まで哲学という言葉は、遠い存在だった。
いつの頃からか、そういうものだと流してしまっていた事象に、「?」改めて立ち止まって考えるようになり、その流れで哲学という存在が浮上してきた。

さまざまな物事の「本質」をとらえる営みが哲学だとすると、2500年以上もの間、古今東西の賢人達が磨き上げてきた思考から助けを得て、ひとり頭の中だけで堂々巡りして上手く言語化できない時に、過去の偉大な哲学者たちの思想に触れることは、とても意義深いように思う。

どんな事象や文章にも、様々な解釈があるように、過去の偉大な哲学者の言葉と言えども、その時々の自身の状況や、受け手それぞれによって解釈も様々であるとも思う。だからこそ、自身の体験や感じたことと、賢人のコトバから、より内観や自己対話を深め、自分自身で腑に落ちるまで考える。賢人のコトバからヒントをもらい、その出来事と自身の気持ち、その思考に至る自分自身を理解すると、モヤモヤが解消されたり、その経験を肯定することができるようになる気がする。

一時的にはネガティブな出来事やその感情も、そう感じた自分自身を否定することなく、その感情をあるがままに受け入れ、しっかり内観した上で腹落ちさせられたのなら、その点は、線としてきちんと繋がっている気がする。そう思うと、無駄な経験と言うものは何一つなく、一時的には苦しいと思えることさえも、長いスパンで見たのなら全ては完璧なのかもしれない。

どんなことも思考次第、解釈次第。どんな状況でも思考、内観のプロセスを経て、自分自身で状況や自己を肯定してあげられたなら◎(二重丸)、そんな自分に感謝を込めて。

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