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生まれてきた意味

私たちは発展するために生まれてきたわけではない、
幸せになるために地球に生まれてきたのだ。

ホセ・ムヒカ

幼い頃、発達段階が心持ち早かったようだ。
四月生まれということで、学校年度での区切りにおいて単に早く生まれているということもある。年の近い姉がいたことで、見よう見まねで覚えられる環境にあったこともあると思う。
そんなわけで、〇〇検診のような機会での評価に、若くて希望にあふれていた母はきっと嬉しかったのだと思う。

今改めて言語化すると、感受性が強く相手の感情を感じ取りやすい気質だったこともあり、無意識的に母の期待に応えたいというモチベーションで、おそらく自然に努力もできていたのかもしれない。
それが、四月生まれのアドバンテージが効かなくなった頃からか、どこかの時点で期待に応えられなくなってしまった。

勝手に過度な期待を感じて、勝手にしんどくなって、勝手にやる気を失って、自分自身で感情を持て余してしまうような自己肯定感の低い十代を過ごした。そして、期待に応えられないことに、後ろめたさを感じる一方で、反発も感じていたのかもしれない。

人生の折り返し地点を過ぎた今から振り返ると、全て自作自演。
成長や発展ができていないからと卑下する必要もなく、それがないから存在意義がないわけでも、幸せになる価値がないということもまったくない。もちろん母のせいでもない。
日の当たる自分も、日の当たらない自分も、その経験に優劣や善悪はなく、先に続く人生においての、どちらも貴重な経験に過ぎないと、今ならわかる。

きっと誰もが、どんな状況でも、無条件に価値があるのだと思う。ただ「在る」、生きているという事実が、生かされていることが、すでに奇跡的であり、誰もが幸せになるために存在するのだと思う。そして、「幸せ」はいつだって自分次第で感じられる。
日が当たる時も当たらない時も、どんな時の自分にも愛と感謝を込めて。

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