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生き甲斐の有無

魂の探求なき生活は 人間にとり 生き甲斐なきものである

ソクラテス

魂ってなんだろう、生き甲斐ってなんだろう。

数年前、物語を書きたいという衝動からの結果、「森のオーケストラ」という小さな絵本が誕生した。物語を書くにあたってのテーマ「幸せとは」なんて答えがあるのかないのか、、、自身と向き合う日々を過ごした。今思えば、この壮大な「幸せとは」というテーマは、現在の活動に繋がっているように思う。

物語が完成した頃、どうやったら必要としてくれる人に届けられるのかと、自分なりには利他的精神のつもりでいた。今思えば、なんとおこがましいことだろうか。それは、誰かの役に立ちたいという善意を纏った、認められたいという利己、エゴに過ぎなかったのかもしれない。

数年の月日を経て、肩の力の抜けた今の心境で振り返ると、自身の中の深い部分が望むこと、喜ぶことの行動の結果として完成した「森のオーケストラ」。自身の気持ちに正直に真摯に向き合い、行動し、完成した、その事実だけで十分な気がする。

誰かに喜んでほしい、役に立ちたいという想いは、もしかしたら、他者からの評価を望む、自身の執着の延長線上だったのではないだろうか。負け惜しみではなく、今はもう一段階執着から解放されてきているような気がする。

その頃、色々な状況からのメッセージとして「魂が喜ぶ」というキーワードが繰り返し入ってきた。自身の閃きというか衝動に正直に行動し、カタチにした。それだけでも十分に充実した時間、生き甲斐に繋がっていたと思う。自身が喜ぶこと、自身を満たすことができた延長線上に、利他的な行動ができるとするならば、より純粋な生き甲斐に繋がるのではないだろうか。

私にとっての魂の探求は、自己が喜ぶことが、そのままイコール他者に喜んでもらえること。「利己=利他」のカタチを目指すことが魂の探求で、それこそが純粋に生涯をかけて求める生き甲斐かもしれない。

最後の瞬間までそういう心持ちで生きられたら、それで十分かもしれない。今の自身の気持ちに正直に向き合える今日という一日に感謝を込めて。

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